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トレチノインとハイドロキノンを使用する際の注意点

皮膚科において処方されるトレチノインやハイドロキノンは、市販されているものより成分が強いことがあります。
誤った使い方をして使用期間を守らないと肌にダメージを与えて症状を悪化させるため、医師の指示通りの使い方が求められています。
クリニックで処方されるものと同等の強さの成分が入っているクリーム等を、海外から個人輸入代行ショップを利用して入手している人がいますが、安く買えるからといって自分で購入して使うことは得策とは言えません。
保湿対策やSPF30以上の日焼け止めクリームを使った対策が必要だという知識なども得られないからです。

トレチノインはビタミンA誘導体として優れているといっても、治療過程で塗布を続けているとどなたでも必ず肌に赤みが出た後、ボロボロと皮がむけ始めます。
皮膚炎のように見えますがこれは新しい皮膚に置き換わる際に必要な過程で、この薬の特性です。
皮がむけ始める時期は、とても肌が乾燥した状態になります。
目や口周りに使用することを避けなければなりませんし、妊娠中や授乳中の人も赤ちゃんに影響を与える懸念があるため使用しないようにします。

薬を使用するサイクルは治療目的や皮膚の状況によって違ってきますから、毎日使い続けてしまうのではなく使用期間を把握して、しっかりとサイクル通りに使いましょう。
酸化しやすいので、保存方法には配慮が必要です。
ハイドロキノンも使用期間を誤ってしまうと、肌が白く色ぬけして戻らなくなってしまうことがあります。
漂白する力は配合率によって違っているため、使い方に注意が必要です。
ハイドロキノンだけだと浸透率がそれほど良くないため、治療ではトレチノインと一緒に使うように処方されることが多くなっています。
熱や光に弱いため、冷暗所での保存が有効です。

トレチノインとハイドロキノンを使っているとアレルギー反応が出てしまう人がいます。
皮膚がもともと弱い人は、医師と相談して使用するべきで、赤みがさしたり皮膚が向けてくるのは治療の過程で起こる症状ですが、それ以外でかゆみや痛み、かさつき湿疹が出るようならば医師に相談しましょう。
使用期間と休止期間のサイクルを守ることで、効率よく治療が進みます。
状態が改善されれば、サイクルも変わってくるので、その都度医師に診てもらい、使用期間のサイクルを見直してもらう必要があります。

肌への保湿と紫外線対策は必要

せっかく塗っていても肌が荒れたように感じることもあるのは、トレチノインを使うと普段より肌が乾燥する状態になるためで、皮脂腺の活動をトレチノインの成分が鈍らせるからです。
肌の治療中だからと美容液や化粧水などの保湿対策をせずにトレチノインだけ使うのではなく、きちんと肌に潤いを与えるケアと併用するほうがしっかりと肌をガードして乾燥による皮膚炎をおこすことを防げます。
ボロボロと皮膚が剥けているときに保湿対策を行うのが心配になる人もいるでしょう。
しかし、乾燥させたままのほうが肌に与えるダメージは大きくなってしまいます。

日焼けに注意しなければならないハイドロキノンは、紫外線による影響から肌をガードするため、日焼け止めの使用は欠かすことができません。
日焼け止めには数多くの種類がありますが、紫外線の種類と影響を受けやすい状態を考えても、SPF30以上のものを日中は塗る必要があります。
トレチノインも紫外線に注意が必要な薬ですから、しっかりガードして皮膚炎と日焼け予防に努めましょう。
昔の日焼け止めは真っ白になりがちですが今のものはそれほど変化が出ないものも多くなっていますから、しっかりとSPF30以上の日焼け止めを塗ってガードしましょう。

ハイドロキノンは、トレチノインと併用している時でも日焼け止めによるガードは欠かせません。
皮膚炎を起こさないために、保湿対策とSPF30以上の日焼け止めを利用してシミができるのを防ぐ対策もしっかりと行わないと、治療期間が延びてしまう可能性があります。
医師から指示があった使用サイクルを続けた後は、また診察を受けて肌の状態を見てもらいましょう。
さらに治療を続ける必要があるか判断してもらったり、皮膚炎や紫外線の影響を受けていないかなども調べてもらえます。

保湿対策や紫外線対策でガードするアイテムの購入も必要になるため、治療中は割と出費がかさみます。
しかし、昼間にSPF30以上の日焼け止めをつけることを怠ってしまえば、これまでの治療の成果が無駄になってしまうので注意が必要です。

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